ファッションブランドのマーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)を知っていますか?
実は、SNS上で新しい取り組みを行ったことで大きな反響を生みました。
この記事では、Marc Jacobsが実施したSNSマーケティングやSNSを活用するポイントや成功事例を解説します。
目次
コーディネートを投稿してモデルに抜擢!マーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)の「castmemarc」
ファッションブランドのマーク・ジェイコブスは、SNSで「castmemarc」キャンペーンを実施しました。
こちらのキャンペーンは、SNS上で新しいモデルを発掘する斬新な試みとして話題になりました。
ここからは、マーク・ジェイコブスが実施した「castmemarc」キャンペーンの概要や成功した理由を解説していきます。
Marc Jacobsとは
マーク・ジェイコブスとは、アメリカ出身のデザイナーが設立したブランドで、このデザイナーの名前がそのままブランド名に使われています。
マーク・ジェイコブスはかつてルイ・ヴィトンのアートディレクターも務めており、その経歴から彼のファッション業界内での知名度は高いです。
日本では、マークバイマークジェイコブス(Marc by Marc Jacobs)というブランドを知ってるという方も多いでしょう。
実は、マーク・ジェイコブスとマークバイマークジェイコブスは、同じデザイナーであるマーク・ジェイコブスによる姉妹ブランドになります。
マーク・ジェイコブスは高級ブランドであり、マークバイマークジェイコブスは、よりカジュアルで手ごろな価格のアイテムを販売しているセカンドラインとして普及していました。
しかし、セカンドラインの「マークバイマークジェイコブス」は、「マークジェイコブス」に統合されました。
そのため、現在では「マークバイマークジェイコブス」のブランドは終了しています。
「castmemarc」キャンペーンとは?
「castmemarc」キャンペーンとは、当時のマークバイマークジェイコブスで実施したキャンペーンです。
こちらのキャンペーンは、自分のコーディネートをSNSに投稿し、モデルオーディションに参加できるという内容でした。
SNSに「#castmemarc」を付けて投稿されたコーディネートを、マークジェイコブスのデザイナーが気に入った個々のユーザーをモデルとして選出するという形式を取っています。
これまでのファッション業界の一般的なモデルオーディションとは一線を画す斬新な試みで、ファッション業界だけではなく、マーケティングの成功事例として注目を集めました。
マークジェイコブス(Marc Jacobs)の「castmemarc」キャンペーンが成功した理由
マークジェイコブスの「castmemarc」キャンペーンの成功には、どのような理由が考えられるのでしょうか。
そこで、いくつかある成功理由から3つのポイントに絞って解説していきます。
ユーザーとのコミュニケーション
「castmemarc」キャンペーンでは、誰でも自らをモデルとして応募できたことから、ユーザーとのコミュニケーション接点が増えました。
一般的には、ファッション業界はプロのモデルを起用しますが、マークジェイコブスはこれを覆したのです。
モデルになりたい人には誰でもチャンスを与えることで、多くのユーザーとコミュニケーションを築くことに成功しました。
これにより、ブランドとユーザーとの関係性が生まれ、ユーザーは自分の個性やスタイルを評価してもらうことができます。
SNS(ソーシャルメディア)を活用した拡散
「castmemarc」キャンペーンは、主にTwitter(ツイッター:現在X) と Instagram (インスタグラム)のSNSプラットフォームで行われました。
「#CastMeMarc」を付けてモデルに応募することができるようになっており、キャンペーンを発表してからすぐにたくさんの応募がありました。
これはSNSの特性である「拡散力」を上手く活用した事例になります。
ユーザーの一人ひとりが自然と広告の役割にもなり、キャンペーンの認知が広がることで多くの注目を集めました。
ダイバーシティの促進
「castmemarc」キャンペーンで実際に起用されたモデルは、アメリカやイギリス、韓国やシンガポールなどのアジアなど、世界各国からモデルが起用されました。
従来のファッション業界では特定のスタイルや外見が重視されることが多かったと聞きますが、このキャンペーンでは様々なバックグラウンドや国のモデルを歓迎していました。
これにより、ブランドは多様性を尊重し、幅広い層の顧客に訴求することにも成功しました。
SNSを活用するポイント
SNSを活用する際にはいくつかのポイントがあります。
以下に、SNSを活用する際のポイントをいくつか挙げていきます。
ハッシュタグの活用
ハッシュタグは、特定のトピックやキーワードをまとめ、検索しやすくなります。
例えば、商品やキャンペーンに独自のハッシュタグを付けることで、関連するコンテンツを結びつけることができます。
ユーザーがそのハッシュタグを検索することで、企業のプロモーション活動や話題が広がります。
インフルエンサーとのコラボレーション
インフルエンサーとコラボレーションすることで、企業やブランドの認知度が急速に向上します。
インフルエンサーのフォロワーは、信頼している人物の紹介に強く影響を受けるため、商品やサービスの宣伝がより効果的です。
コンテンツの共有や共同企画を通じて、ファン層の拡大と信頼性の向上を図りましょう。
リアルタイムのフィードバック
SNS上でのリアルタイムなユーザーフィードバックは、企業にとって貴重な情報源です。
ユーザーのコメントや感想に素早く対応することで、顧客とのコミュニケーションを強化し、製品やサービスの改善点を把握できます。
また、定期的な質問やアンケートを通じて、フォロワーの意見を集約し、改善に繋げましょう。
SNSの成功事例3選
SNSを活用して成功を収めた企業の成功事例を以下に紹介します。
ドミノ・ピザ
ドミノ・ピザでは、Facebookを活用し、焼きたてのピザの動画や写真を投稿しています。
視覚的にピザの魅力をアピールしつつ、夕方などの食事作る時間を狙ったお持ち帰りピザをおすすめしたり、「今日はご飯を作りたくないな」といった感情に寄り添う投稿で効果的に販売促進しています。
また、TikTokでは「#ドミノチーズ100万」という企画を実施し、知名度向上が上がりした。
これは「ウルトラチーズ」という商品のチーズの伸び具合を表現する企画です。
トレンドの楽曲とピザの制作工程をテンポよく掛け合わせたネタ動画や「〇〇してみた」動画の投稿など、一般ユーザーに近い内容で情報発信を行っています。
株式会社ドン・キホーテ
株式会社ドン・キホーテは、インフルエンサーとのコラボレーションやキャンペーンを通じて、認知拡大やファン獲得にSNSを活用しています。
タレントの中川翔子さんとコラボレーションして、ドン・キホーテで爆買い企画を行ったり、人気商品のプレゼントキャンペーンを実施し、短期間で効果的にフォロワーを増やしています。
シャープ株式会社
シャープ株式会社のTwitterでは、80万人を超えるフォロワー数を誇ります。
こちらのSNSでは、ユーザーに楽しんでもらうことを主眼においています。
例えば、猫の日に「ニャープ株式会社」と名前を変えたり、好感度の高さが特徴です。
そのため、大企業の公式アカウントとは思えない投稿が目につきます。
このようなユーザーが楽しんで意欲的にコミュニケーションを取ったり、トレンドに絡めた投稿が好感度を上げているポイントでしょう。
海外のマーケティング事例から学ぶ
ファッションブランドのマーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)は、SNSを上手く活用した成功事例です。
コーディネートを投稿してモデルに抜擢したことで、大きな反響を呼びました。
SNSを活用して成功した企業事例は多く、自身のマーケティング活動に活かすことができるでしょう。
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