マーケティングを成功させるには、綿密に練られた戦略だけではなく、素早い意思決定から生まれることもあります。
この事例で有名なのが、オレオの「Dunk in the Dark」です。
オレオの「Dunk in the Dark」とは何か?、成功ポイントと合わせて解説していきます。
目次
オレオの「Dunk in the Dark」とは?
オレオの「Dunk in the Dark」とは、アメリカンフットボールの優勝決定戦である「スーパーボール」に起きたマーケティング事例です。
このようなスポーツの大会には、様々な企業がスポンサー広告に莫大な予算をかけます。
しかし、オレオは一言で大きなマーケティング効果を生みました。
こちらの事例の概要をお伝えします。
白いクリームを挟んだチョコレートクッキーが有名「オレオ」
オレオは、白いクリームとクッキーで挟んだお菓子で有名な企業です。
モンデリーズ・インターナショナルの子会社であるナビスコが販売しており、多くの人から好まれています。
アメリカでは、クッキーを2枚に分けて、クリームを舐めてから牛乳に浸して食べるという食べ方が多いみたいです。
このアメリカならではの食べ方が、これから解説する「Dunk in the Dark」に関わってきます。
素早い意思決定が大きな反響を呼ぶ
こちらのマーケティング事例は戦略立てて実行されたものではなく、ハーフタイムショー中に突如発生した停電をきっかけに行われました。
予測不能の停電によって、スタジアムは一時的に完全な暗闇に包まれました。
その時、オレオは素早く反応し、Twitter上で「Power out? No problem. You can still dunk in the dark.」(「電源が切れても問題なし。暗闇でもまだオレオをつけられるよ。」)というメッセージと広告クリエイティブを投稿しました。
Power out? No problem. pic.twitter.com/dnQ7pOgC
— OREO Cookie (@Oreo) February 4, 2013
参照:OREO Cookie
この投稿は一気に反響を呼び起こし、SNS上で大きな話題となりました。
他の多くの企業が予め計画された広告キャンペーンに大きな予算を割いていたなかで、このオレオの素早い反応で成功を収めたことは、リアルタイムマーケティングの新しい基準を示すものとなりました。
オレオの「Dunk in the Dark」が成功したポイント
なぜオレオの「Dunk in the Dark」は大きな反響を呼んだのでしょうか。
オレオの「Dunk in the Dark」が成功したポイントを3つに分けて解説します。
素早い意思決定
オレオは、スーパーボウルで停電が発生した途端に、その状況に最適なメッセージとクリエイティブな画像をSNSに投稿しました。
この意思決定の速さを実現しようとしても、非常に難しいことが想像できるでしょう。
この「Dunk in the Dark」というマーケティング事例は、企業がイベントや状況に素早く対応し、柔軟性を持ってマーケティングを行う重要性を示す良い例となりました。
「Dunk in the Dark」は、リアルタイムマーケティングの成功事例として、しばしば取り上げられることが多いです。
シンプルなメッセージとデザイン
オレオのシンプルなメッセージとデザインがわかりやすかったことが成功ポイントの一つです。
突然の停電といった状況に適したユーモアを用いて、オレオの商品を強調しながらも、自然にイベントと結びつけることで、視聴者が共感しやすい内容となりました。
また、画像のデザインもシンプルでありながら、視聴者に強い印象を与えました。
SNS(ソーシャルメディア)の特徴を最大限に活かす
SNS(ソーシャルメディア)の特徴を最大限に活かし、話題にすることでキャンペーンの影響が拡大しました。
SNSの特徴というのは、今回の場合「Twitter(現在X)」の拡散力です。
ユーザーが今回の投稿をシェアし、コメントを残すことで、口コミ効果が広がっていきました。
海外の面白いマーケティング事例「FedEx(フェデックス)」
海外には、日本では想像できないような面白いマーケティング事例がたくさんあります。
今回は、FedEx(フェデックス)が実施した「Always first truck」というマーケティング事例をご紹介します。
ライバル社のトラックデザインを自社トラックに取り入れた!?
FedExは、世界一の航空貨物輸送企業で、220以上の国や地域にサービスを提供しています。物流に関するさまざまなニーズに応えています。
「Always first truck」では、FedExのトラックの後ろに、競合他社であるDHLのトラックがデザインされています。
このマーケティング事例は、ドイツのハンブルクにあるマイアミ広告学校が手がけました。
FedExのトラックとDHLのトラックが競い合っているデザインは、このトラックを見た人にFedExがDHLよりも速い印象を与えることを目的としています。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
【海外のマーケティング事例】FedExを追いかけるDHL!?タグラインは「Always first(常に一番早い)」
https://blog.adpromotion-marketing.com/marketingcasestudy-fedex/
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